先日、月イチで出演しているラジオ番組の
5月放送分の収録をしてきました。
今月のテーマは「在り方」について。
「在り方」と聞いて、何をイメージしますか？
そして、あなたはどんな「在り方」で生きていますか？
以前のブログにも書きましたが、日本は資格文化です。
- 資格があれば食べていくのに困らない
- 資格があれば就活や転職、仕事に有利
- 起業するために、まずは資格を取ろう！知識を得よう！
こんなイメージを持っていませんか？
４年前の私もそうでした。
でも、どれだけたくさんの資格や知識で武装しても
在り方が整っていないとあらゆる面で上手くいきません。
そして印象にも大きな影響が出ます。
印象と在り方の関係
「在り方」と「やり方」
言葉のイントネーションは似ていても、全くの別モノ。
やり方とは…スキル、知識、テクニックなどのノウハウですが、
在り方とは…人や物の存在のしかた、心持ち、マインドなど、内面の話です。
「在り方」が印象とどう関わってくるか？というと、
その人の在り方次第で
◎言葉の紡ぎ方
◎表情やしぐさ
◎醸し出す雰囲気
など、あらゆる面で違いが出てきます。
それにより、好印象にもなるし、悪印象にもなります。
例えば、
在り方が整い、自分の軸が定まっていると迷いがないから、
伝えたいことをわかりやすく、エネルギーを込めて表現できるため、
言葉に重みや真実味が出てきます。
また、相手を思いやり大切にする気持ちが、言葉や態度を通して表に出てきます。
「ありがとう」とお礼を言われた時に、
この人は建前や形式でとりあえずお礼を言っているんだな…とか、
この人は本当に喜んでくれているんだな♡とか、
何となく相手の内側が伝わってきませんか？
また、よくある〝失言問題〟も在り方が関わっています。
思ってもみないことを口にしてしまった、
つい口を滑らせてしまった、などのアクシデントが起きますが
常日頃、心の内側で思っていることしか口から出てきません。
いくら発言をコントロールしようとしても、
ふとした瞬間に本音が出てしまい失言が生まれてしまうのです。
私の在り方が最低だった時に起きたこと
この失言はニュースになるほど大きなものだけでなく、
身近なところでもたくさん起きています。
私も多くの失言をしてきましたが、
今でも覚えていて大反省しているのは、車のセールスをしていた時の失敗。
社会人２年目にセールスの仕事も任されたばかりの頃は、
売りたいばっかり。良い成績を収めたいばっかり。
自分！自分！
自分のことばっかり考えていました。
お客様が車を乗り替える時って、ワクワクする反面、
長年の思い出が詰まった車を手放す時だから、寂しさもあります。
あるご夫婦を接客した時のこと、
お客様の複雑な心情を感じ取ろうともせず、自分のことに必死。
相手の気持ちを無視して、売るためにスペックや価格の発言ばかりした結果
3回も来店してくださり次回は契約いただけそうな段階から、急に音信不通になりました。
酷く落胆しましたが、
〝どの色でもいいから、とりあえず早く買ってくれないかな〟って
心のどこかで思っていたんです。
在り方として最低です。
間違いなく、
最低な在り方が、自然と言葉や態度に出ていたのでしょう。
この大きな失敗があって初めて自分の在り方が良くないことに気づくことができ、
その後はコンテストで１位を取ることもできましたが、
今でも教訓としてしっかりと記憶に残っています。
なぜ在り方が大事なのか？
知識もテクニックも大事ですが、
何よりも「在り方」が大事。人間の基礎部分です。
個人講座でも、企業研修でも、
〝どんなに立派なビルを建てても、地盤が緩ければ崩壊する〟
といつもお伝えしています。
要は、どんなに素晴らしい知識やスキルを大量に習得しても、
地盤である「人間力」、即ち「在り方」が整っていなければ
せっかく得た知識やスキルは充分に活かせないということです。
失言により信用を失ってからでは遅いので、
今一度、自分の在り方って？
どんなマインドで仕事をしているか？
改めて振り返ってみてはいかがでしょうか。
在り方やマインドのお話について、
ラジオでは心理学を専門としている築木先生と一緒により詳しく、
別の事例も交えながらお話をしています。
ご興味がありましたら下記の方法でぜひお聴きください。全国どこでも視聴可能です。
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③5月13日(金)２３時～２３時30分に放送
また、ラジオのバックナンバーはYouTubeチャンネルにアップしています。
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それではまたお届けします！
